接着剤について考える。

接着剤は機体製作において必要不可欠なアイテムですが、今回はそんな接着剤について考えてみたいと思います。
製作経験が豊富なベテランの方の中には、異論を持たれる方もいるかもしれませんが、その際は当方の私的なブログということで、ご容赦頂ければと思います。

最近の風潮として、瞬間接着剤を多用する傾向にあると感じています。むろん現代の機体製作において、瞬間接着剤は無くてはならない物である事は言うまでもありませんが、接着箇所に応じて、最適な接着剤を使用する事により作業のレベルアップと効率化が図られ、目的に合った強度も得られると考えています。一例として写真にあるようなプランク材を少ない接着面積で接合するような作業の場合、昔懐かしのセメダインCが最適であると思います。この部分に瞬間を使用すると作業は早いですが、接合部分が必要以上に硬くなり、そののちサンディングを施しても均一に削りずらくなります。その点、セメダインCであれば接着時にはみ出た余分をふき取ることもでき、サンディングも容易です。私としてはセメダインCは非常に重宝していて、おすすめしたい接着剤ですね。使い方のコツとしては、バルサに染み込み易い性質ですので、まず貼り合わせる両面に薄く塗布します。しばらくして乾燥したら、再度塗布して貼り合わせます。接着面積にもよりますが、想像以上にガッツリ接着できます。

側板材に補強板のダブラーを接着するような場合、使用しない方が良い接着剤はタイトボンド等の水性の接着剤ですね。理由は水溶性のためバルサが水分を吸ってしまい反り返ってしまうからです。重しをガッツリ乗っけて乾燥させても反ってしまいます。接着面積やコストなどから、ついつい使用したくなりますが、前述の理由によりNGです。瞬間で接着する場合は強度と耐久性、共に充分ですが、微調整をしたりなどの融通がききません。慎重に一発勝負の作業をする必要がありますので、ズボラな人には向いていません。 あっ!しまった!と言う言葉が出たら終わりです。私が普段行っている方法は、低粘度のフィニッシングレジン(エポキシ)を使用する方法ですが、この場合、さらさらのエポキシレジンは、塗布した傍からバルサに染み込んでいきます。そこで私が考えたのではなく、某先輩に教わった方法が生きてきます。まず接着面にドープを一回塗って木目導管を止めます。乾燥後、軽くサンディングをします。この作業によりエポキシの吸い込みは最小限に押さえられます。両面に薄く塗って貼り合わせ、位置関係を微調整、重しを載せて硬化を待ちます。この方法は、フォームコアにバルサプランクをする際にも応用が可能で、エポキシの使用量を少なくする事ができます。

タイトボンドは乾燥後サンディングが可能、また作業時間に余裕があるので重宝しますが、前述のように接着箇所によっては不向きな場合もあります。いずれにしても接着剤の特性を知った上で、上手に使って行きたいですね。

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