Paascheの エアブラシです。

アメリカでは割とポピュラーなPaasche (パーシー)のエアブラシを導入しました。国内では取り扱いが少なく、滅多に見かける事がありませんが、今回はMNTさん扱いの品物を入手できました。形式的には吸い上げ式(サイフォン式)のシングルアクション構造です。ノズルは細、中、太の3種類が付属します。太い5番のノズルで試し吹きを行いましたが、塗装物より10cm離して4cm程度の吹き幅が確保できますので、機体の色付け等は特に大きな面積でなければ問題無く作業できます。ベースカラーやトップコートも塗装ができますが、基本的には丸吹きのエアブラシであって、スプレーガンではありませんので、同等の能力を求めるには無理があるでしょう。塗料の吐出量も限度がありますので、大型機ですとそれなりに作業時間が必要になります。

Paasche のエアブラシの特徴としては、MNTさんも書かれている通り、メンテナンス性に優れている点でしょう。塗装機材を長持ちさせるコツは、使用後の丁寧な洗浄に尽きると思いますが、洗浄作業に手間がかからず、たくさんのシンナーを必要としません。私の場合は、試飲等に使用する小さなサイズの紙コップに、外したエアキャップ、ノズル、ニードル、カップを入れ、洗浄シンナーを注いで回し洗いをします。本体については、ほとんど汚れませんので、軽くシンナーを浸したウエスでふき取る程度です。回し洗いで大体の洗浄ができますが、カップの塗料経路、ノズルの内部については、できればブラシ洗浄で薄く付着した塗膜を取っておきたいですね。写真のようにドラッグストアで売っている、歯間ブラシに手を加えたもので擦ると良いと思います。

前述のようにノズルも3種類付属していますので、作業によって使い分けをすれば良いでしょう。細いノズルですと、2mm位のラインもいけそうです。本来エアブラシは、グラデーションを生かしたブラシアートなどのためのツールですが、我々飛行機屋の用途としては、マイクロスプレーガン的な使い方になってしまいますね。私としては絵を描く才能なんぞは、全く持ち合わせておりませんので・・。

使用できるコンプレッサーについては、毎分15Lから20L程度以上の吐出エア量がある機材でしたら調子良く使用出来ると思います。基準のエアの吐出圧力としては、0.15から0.2Mpa程度で好調でした。圧力については、細いラインを引く場合は低め、塗料をたくさん出す場合はやや高めという感じですが、実際に吹いてみてエア圧を調整します。

ノズルが3本付属という事は、3本のサイズが違うエアブラシを買ったのと同じ事ですね。大き目のガラスボトルも2ヶ付属ですので、広い面積を塗装する場合には重宝するでしょう。エアホースは1.8mです。普通はこの長さでこと足りると思いますが、ジョイントを使用してホースを延長することもできます。ただし別途調達の必要があります。

総括としてはコストパフォーマンスが高く、多用途で使い易いエアブラシだと思います。シンプルな構造ですので壊れ難く、しっかり手入れをすれば、末永く使用できる機材だと思います。M2おすすめの逸品ですね。

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リニューアルプロジェクト終了です。

接地して破損した軽戦一号戦でしたが、狙い通りに重量は増加させることなく、リニューアルの作業を終えることができました。機齢としては8年程が経過していますが、フライト数があまり多くなかったせいか、オーバーホールをしていても、それ程の傷みはありませんでした。搭載しているストーカー61LT・EX エンジンも、特にくたびれた感じも無いようですのでね。まだまだ働いてもらうつもりです。

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機体探求レポート14

のびた親方(神奈川、少年の頃からCHAC )の新作スピットファイヤーですね。主翼等の基本部分は、USAウィンディーアトノスキーさん設計の機体がベースになっています。使用エンジンはPA75、リヤマフラー仕様ですね。機体自体の素性は良さそうです。この機体の特筆すべき点としては、引き込み脚のメカニズムを搭載している事でしょう。昔から発想としてはありましたが、ちゃんと物になった機体は見た事がありません。フルアップで脚出し、フルダウンで格納するシステムも、地上テストでは問題なく作動しますが、いざ飛び上がると遠心力や風圧、またその他の要因も関係して、なかなか上手く作動しません。まだまだ改良や調整が必要な感じです。それでものびた親方の尊敬すべきところは、困難な開発にも拘らず果敢にもそれに挑戦している事でしょう。試作品のベルクランク、その他のクランクやリンケージなどの写真もアップしますが、メカニズムが複雑で簡単には理解するのが難しいですね。これを一人で色々と考えてやっているのですから、親方の非凡な才能を感じます。なるべく早く、かっこ良く脚出しや格納するところ見てみたいですね。もう少し時間がかかるかもしれませんが・・。

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リニューアルプロジェクトその3

ゴールドとブラックでストライプを一本ずつ入れました。たかが細いストライプであっても、マスキング作業の手間は、大きな面積を塗装する場合と大差はありません。まったく塗装作業は根気勝負の一言に尽きます。文字入れも終了しましたので、次の作業はインクラインを入れてトップコートの吹き付けですね。

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謎のおじさんが来訪。

謎のUコンおじさんが、当秘密工場に来訪です。何やら目的はエアブラシパーツの調達のようですね。物色した結果ですが、目的の品物が見つかってやれやれでした。遠方からはるばる来た甲斐がありましたね。

どちら様だか、これじゃあ誰にもわからないでしょうねぇ。

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リニューアルプロジェクトその2

ライトグレーのベースカラーで全体を塗装し、その後フェラーリレッドを吹き付け、ブラックでグラデーションを施しました。レッド系のカラーを使用する場合は、下地のサフェーサはグレー系を使うのがセオリーと言われてます。実際フェラーリの塗装もそのようですね。正確な色調を表現するには下地のカラーは重要な要素だそうで、何でもベースカラーはホワイトならば大丈夫という訳ではありませんね。

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